歴史

私たち香港JCFは、1962年7月21日に香港政庁の正式認可を受けて正式に発足し、以来、香港において日本語でメッセージを語る教会として歩んできました。しかし、ここに至るまでは、長い間の先輩クリスチャンたちの熱い祈りと、尊い奉仕・献身・献金が積まれてきました。

香港には明治時代から熱心な日本人クリスチャンがおられ、英国系やマカオ系の教会礼拝に出席し、あるいは自宅を開放して聖書を学ぶなど、色々な集まりがさ れていたそうです。その中で、日本人だけで集まって礼拝する場所を与えられたいと熱望し、その願いと祈りに応じて日本基督教会(旧日基)植村正久先生が御 尽力下さって、1920(大正9)年、教会設立が決定しました。名前は、日本基督教会香港伝道教会とし、内外の諸手続きをすませて1925(大正14)年 8月23日、設立礼拝がなされました。

第二次大戦中は既存の日本人教会香港伝道教会は閉鎖されましたが、信徒の自宅で、引き続き有志が集まって家庭集会をしていたそうです。戦後も引き続いて、 多くの信徒の家庭でさまざまの集まりがあり、特に婦人の集まりは熱心に持たれて、聖書の勉強とともに手芸品の製作などをして、その売上げを東南アジア各地 に奉仕しておられるクリスチャン・ドクターや、香港の孤児院や盲人訓練所に寄附する社会奉仕もされておりました。ちなみに、戦後日本人が香港に再入国を許 されたのが1954年、香港日本人倶楽部結成が1955年です。

そして1962年、香港政庁の正式認可を受けて香港JCFが結成されました。最初の会員総数は26人で、信徒の自宅を解放して、毎週日曜日の礼拝を捧げていました。

牧師は最初、日本基督教団から派遣されていましたが、その後、香港JCFの「超教派(教団・教派にとらわれず、聖書を神の言葉とし、イエス・キリストを神 の子と信じることを共通基盤とする)」という方針によって、さまざまの牧師をお迎えして来ました。初代加藤実牧師に続いて池田鮮、井本克二、君島洋三郎、 島隆三、村山盛芳、蔦田緑乃、木内一夫、鹿島義喜、そして現在の斯波光正牧師の諸先生です。

やがて信徒宅で行っていた礼拝も、やがてセントラルの雪廠街に牧師宅が与えられて、そこで礼拝を行うようになりました。そして会員数が増えるにつれて、さらに広い礼拝堂がほしいという信徒の熱い想いと祈りによって、現在の湾仔にある礼拝堂を取得するに至りました。

2013年4月1日現在の香港JCFは、総会員数139名、毎週の礼拝は第一・第二の二回の礼拝を合わせて100人を超える出席があります。信徒層も、日本からの駐在員、香港企業で働く長期滞在者、国際結婚のカップル、日本語を解する香港人とさまざまです。それぞれの背景は異なりながらも、互いの違いを尊 重し、隣人として愛し合うことを目指しながら、歩んでいます。